看護師が充足し、余裕のある働き方ができる病院・施設はこの世にないのでは？と思えるほど、どの病院も人材不足に喘いでいるのが現状です。
そんな中、「辞めたい」と上司である看護師長に言うことを考えただけで、怒りの形相が目に浮かぶという看護師も多いのではないでしょうか？
しかし、家庭の事情、スキルアップ目的、現職への不満など退職を考えざるを得ない時期はどの看護師にもあります。
この記事では目指せ、円満退職！上司を必ず納得させる、引き止められない退職理由をアドバイスします。ぜひ参考にしてください。
退職理由は事実でなくても良い。退職理由は「作るもの」と認識しよう
初めに断言します。
退職理由は「作るもの」です。決して事実そのものでなくても良いと認識してください。
例えば「先輩である○○看護師との相性が最悪、一緒に働くくらいなら辞めたい」という思いを持っていたとしても、それをストレートに上司に伝えて、納得するはずがありません。
なぜなら、何らかの改善案を出して引き止めることが可能だからです。
相談者であるあなたを異動させる、○○看護師と勤務を組まないようにする、等あの手この手で引き止めに合い、さらに人の悪口を言ってしまったことで心象は悪くなります。しかも円満退職できません。
なので、退職理由は「作るもの」です。
次からどのように作るのかを解説していきます。
スキルアップという最強のキーワードを活用する
看護師の「スキルアップ」なんと前向きな言葉でしょう。
このキーワードを活用するときの注意点が一つあります。それは、今の職場にいては成し遂げられないことを挙げる、ということです。
例えば、訪問看護ステーションを持たない病院の外来で働くＡ看護師。
退職理由に「以前より訪問看護に興味があり、将来は訪問看護の認定を取りたいので退職したい」と言われると、上司は引き止めることは不可能で、納得せざるを得ません。穏便に退職できるきっかけになります。
しかし、「外来看護がしんどい、人間関係にも疲れた」と正直に言えば人事異動の打診、強烈な引き止め、説得に合うことは間違いありません。
退職理由は人のせい。「家庭の事情」を前面に押し出す
子育て、介護、実家に戻って来いと言われている、は退職理由を家族という「人のせい」にできる理由です。特に共感を得られやすいのは、夫の両親の介護、です。
例えば「寝たきりとまでは行かないけど、通院や見守りに手がかかっている。急な入院もあり得るし、急に休んだりして職場に迷惑をかけたくない」という理由は、退職理由を夫の両親という遠い存在に転嫁した上、この職場に迷惑をかけたくないという謙虚さまでにじみ出ています。
上司、師長は女性であることが多いため、同情的に受け止められ、穏便にことが進む退職理由の一つです。この場合、夫の両親がピンピンしていたとしても問題ではありません。
20代看護師におすすめ。「寿退社」を活用する
寿退社、この必殺技はかなり効果がありますが、最終手段と思ってください。本当にご結婚される場合はいいのですが、建前の場合はかなり注意が必要です。
単に「結婚したいので退職させてください」と口頭で上司に申し出ても、「どこに住むの、通えるのなら続けて働け」「妊娠していないなら大丈夫」「共働きが主流、みんな家庭と両立させている」とうまく丸め込まれ、結婚するらしい、という噂だけが広まるという最悪の状況になります。
寿退社は妊活とペア！と考えてください。
「結婚したらすぐに子供が欲しい、妊娠しにくい体質らしいので、自宅で妊活に専念したい」といえば、上司は納得せざるを得ません。
しかし、この退職理由は根も葉もない建前であれば、すぐに近隣病院に転職することはできませんし、バレる可能性も高いので、うまくごまかす自信がある場合に限り有効です。
まとめ
いかがでしたか？
看護師は就職するのは簡単、退職は至難の業です。なるべくスムーズに次のステップに進みたいものです。
看護師の退職理由は「作るもの」です。ぜひこの記事を参考に、穏便でスムーズな円満退社を目指してください。看護師のみなさん、応援しています！
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