このほど、中国版のTwitterである微博(ウェイボー)で多くの笑いを集めた退職理由があったので、ご紹介します。
以前のこのサイトの記事で、ウソっぽい会社を辞める理由ランキングがマイナビニュースで公開されていた事を話したことがあります。
1位は「夢を追いかけます」というちょっとカッコイイようなちょっと心配になるような理由が1位に輝き、皆様にほんのりとした笑いをお届けしました。
では、お隣中国で一体どのような退職理由が注目を集めているのでしょうか?
記事によると話題になったのは広告会社で働いていた女性の「退職届」のようです。
所属会社に退職届だした。
会社所定の退職届には退職理由にチェック項目で
- 「賃金に不満」
- 「就業環境に問題がある」
- 「将来性がない」
など20項目が印刷されており、当てはまるものにチェックを入れるようになっていた。
普通の人であれば賃金や人間関係や時間などの不満理由を1つは持っていることでしょう。
しかし、この女性、ここには1つもチェックを入れず、空いたスペースに『寒すぎて起きれません!』と書き
「その他」の欄には『先に冬眠!』と書き込んだそうです。。。
ここで、あえて突っ込みましょう。「その他」の欄に『寒すぎて起きれません!』って書けばいいじゃん…
なぜ、わざわざ空きスペースに書き込んだんだろう…広告会社に勤めるゆえのデザインセンスなのだろうか…
あえてどうでもいいとこに突っ込んでみましたが、この女性…凄いですね。
仕事より、冬の布団の温かさを優先したわけです。
確かに、朝の布団の中は天国です。
外は地獄の寒さです。
多くの人が、毎朝【布団でたくねーーーー!】という気持ちを押し殺して出社しています。
日本と中国、多くのいざこざはありますが冬の布団の温かさを求める気持ちは共有できている気がします。
中国のユーザーから「自分史上、一番共感できる退職理由!」と称賛されてつつも
「勇気があることだけは認めよう。まねしたいとは思わない」
と、この気持ちも共有できているのではないでしょうか?
まぁ、この退職理由は誇張だろうという意見が大半ですが、ネタとして寒い時期にほっこりとした笑いを届けてくれているようです。
中国の退職理由ってどんなの?
ちなみに、中国での退職理由を分析したレポートがあります。
読んでみたところ1年目での退職が一番多く、3年目あたりで落ち着いて定着するようです。
2006年の上海市人事局の発表によれば20代の1社当たりの平均勤続年数が21ヶ月と20代では、目まぐるしく転職をしているようです。
とあるアメリカのコンサルタントがアメリカ人の18~34歳の平均転職回数が9.2回と語っていたそうです。
それがもし本当なら、日本の生涯の転職回数が平均3.4回なので中国の転職回数はアメリカ並みに多いですね。
では、中国人はなぜそんなに転職を繰り返すのでしょうか?中国の若者の退職理由の分析結果では【仕事が合わない】からだったそうです。
日本でも、技術職で入社し研究開発をしたかったのに入ってみれば、営業だった…
なんて話はよく聞きます。そのミスマッチが原因となり転職することになります。
しかし、中国人は専門性を磨くため、キャリアアップするため、転職する方が多いようです。
同じ専門性の会社を渡り歩くことで深い専門的な知識を得ていっているのかもしれませんね。
以前、転職関連のセミナーを受講しましたが日本でも終身雇用制が崩壊してからは同じ会社にしがみつかないで転職を試みる若者が増えてきているそうですがまだまだ、中国・アメリカと較べて少ないようです。
まぁ、転職回数が多いから良いというわけではないですけどね(^^;
ただ、入社前に話していた職種と全く違う仕事内容だった時にスパっと辞めれるようになってきたのはイイコトなんだと個人的には思えます。
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