企業(会社)を辞める際には、【退職理由】というものを会社に伝えなければなりません。転職する際に本当の退職理由ではなく、建前の退職理由を言います。まずは転職先の面接官に
それなら仕方ない、うちの会社では頑張ってくれるだろう
と納得してもらえるような建前の退職理由を考えてみましょう。
前回から発想を逆転させて、前向きな退社理由にすることが大切だと書かせて頂きました。
今回も例を上げながら、ポジティブで前向きな退職理由の参考的な考え方を紹介します。
サービス残業が多い場合
残業は多いが残業代は出ず、やる気も上がらない。そんな職場に疲れ、退職を決意する方も多いものです。もちろん、どんな会社であれ、多かれ少なかれ残業はあるものです。
言い分は分かりますが
残業がありすぎて嫌でした
と言ったところで後ろ向きな印象を与えます。故に、面接するときに転職先の会社に伝える際は、
「前社は『営業は残業するのが当たり前』という社風で、上司より先には帰りにくい雰囲気でした。
私は残業を厭いませんが、もっと効率的に仕事を進められるのではないかと常々考えていました。
メリハリを持って業務に取り組みたいと思い、転職を考えました。
というように前向きな理由に置き換えてみるのも良いと思います。
通勤距離が遠くて辛い場合
さまざまな理由から、長距離通勤を余儀なくされている方も実際にいらっしゃいます。仕事に不満はなく、通勤時間だけがネックだったとしても、それを退職理由とはしないほうが得策です。
「現状がイヤだから」という退職理由は、どんな正当な理由であっても後ろ向きな印象を与えます。
通勤に2時間以上かかるケースが多く、先日も自宅から片道3時間はかかる企業への常駐を打診されてしまいました。
通勤に割いている労力を仕事に割きたい、もっと仕事に打ち込みたいとの思いがどんどん強くなり、退職しました。
というような流れを答えるのもありです。このようにして転職情報を探しつつ、転職成功を勝ち取っていきましょう。
では次項も続きます。
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