異業種から看護師として病院・施設等の医療・介護施設で勤務しようとする皆様。
看護業界からの人材流出が著しい昨今、とてもありがたいことです。
そんな看護師の門出に、役立つ記事をお届けいたします。
それは、「履歴書に記載する退職理由、好印象を与える書き方とは」ということです。ぜひ参考にしてください。
異業種から看護師に転職する方のバックグラウンド別!好印象を与える退職理由の書き方
異業種からの看護師転職には3パターンのケースがあります。
- 一つ目は専業主婦や会社員から進学し、看護師資格を取得する「新卒」
- 二つ目は、看護師免許を保有してはいるが看護師を辞めて転職し異業種に就職した「ブランクあり看護師」
- 三つ目は、免許のみ保有してほとんど実務経験がない「第二新卒」
このパターンによって好印象を与える退職理由は異なります。
順に説明していきましょう。
社会人から看護師免許取得!
社会人としての勤務系経験がありながら、看護学校や大学に入学し、つらい実習を乗り越えて看護師になる。
これだけで、かなり忍耐強い人材と評価されます。
このパターンの場合、前職の退職理由は重要視されません。
なぜなら、「看護師を目指した理由」の方が、何倍ものパワーがあるからです。
退職理由は、ネガティブなものでなければなんでもOKです。
看護師を目指した目的につながるものであれば、なお好印象です。
例文は、
「看護学校に入りたいと勉強を続けており、合格したタイミングで退職した」
「やりがいを感じてはいたが、看護師になりたい思いの方が強かった」
というような内容になります。
看護師から異業種へ、再度看護師へ!
普通は、直近の仕事である異業種の退職理由が重視されると思われがちです。
が、違います。
実は、最初に看護師を辞めた時の退職理由がもっとも重視されます。
なぜなら、採用側にとって一番重要視する情報は「看護師を辞めたのに、なぜ看護師に戻ろうと思ったのか」ということだからです。すなわち、面接官に好印象を持ってもらうには、前職の異業種の退職理由を「なぜ辞めて、なぜ戻るのか」に答える内容にする必要があります。
好印象を与える例文は、
「最初の看護師勤務は、持病の腰痛が悪化し退職せざる負えず、異業種に転職したが、持病も改善したためまた看護の道に進みたいと考えた」
「親の要望で、実家に戻り家業に関係する仕事をしていたが、看護師に戻りたい気持ちが強くなり前職を退職した」
というような内容です。
いずれもポイントは、
前半で「持病の腰痛」「実家の家業」のように【仕方がない】と思われる理由で以前の看護師を辞めた事をアピール。
後半で看護師に戻って頑張りたい気持ちで前職を退職した、とアピールしています。
逆に看護師を辞めた時の退職理由で絶対NGなものは、「人間関係」「ストレス」「給与や待遇の不満」です。事実だったとしても履歴書に書いてはいけません。
看護師免許を取得してから実務経験なし!
実務経験が無いか、ほとんどなく異業種に転職し、再度看護師に転職したいケースは、多くないと言えます。
看護学校時代に「辞めたい」と思ったが、「もったいないから資格だけ取っておこう」と考えた人や、看護師として就職したものの、早々と「向いていない」と悟った人などがこのケースに該当します。
この場合は、前職の異業種の退職理由にしっかりと触れる必要があります。
例文として、
「前職の販売業では、お客様との一期一会の関係性。もっと人と深くかかわる仕事をしたいという思いが強くなり、退職を決意した」
この場合、人と深くかかわる仕事=看護師ということになります。やる気をさりげなくアピールしつつ、ネガティブ過ぎない退職理由と言えます。
まとめ
いかがでしたか?
異業種から看護師への転職は、バックグラウンドが違えど「看護師として働きたい理由」が最重要視されます。しかし、前職の退職理由がネガティブすぎるのは良くありません。
看護業界に就職しようと考えて下さる皆さまは、金の卵です。応援しています。
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