転職先の見つけ方【退職前の就職活動のメリット・デメリット】

今の会社を退職したいけれど、次のお仕事は何をしようかまだ決まっていない、何を調べればいいかわからない、という方もいらっしゃることでしょう。特に今のお仕事が忙しくてゆっくり考えていられない方や、精神的に参っている方、逆にやりがいを全く感じないゆるいお仕事に嫌気が出てきた方に多いようです。
そんな方にむけて、転職先の見つけ方の一例を紹介します。

転職先の見つけ方

もちろん自分が好きなことをお仕事にできるのは理想といえば理想です。かといって、「これを仕事にしたとき、嫌にならないか」を考えることも忘れないようにしましょう。

例えば絵を描くのが好きだからイラストレーターになりたい、という方の場合、お仕事用の絵を毎日描けるかどうか、ダメ出しされたときも高いクオリティのイラストが納品できるモチベーションを維持できるか、お仕事が入らない間はどうするのかなど、仕事として始めるまえに考えられることはたくさんあります。

こんなことならイラストは趣味だけにしておけばよかった、と思ってしまう方も
多くいらっしゃることを覚えておいてください。

同じく、子供が好きだから保育士に、おしゃれが好きだからショップ店員に、といった転職の場合も、それを毎日続けられるか、いつまで続けられるかを考えてから転職の準備を進めましょう。

福利厚生や将来の保障のことを考えれば、公務員や大きな会社の従業員でいることが一番安心できます。

世の中を一歩引いて見てみれば、まっとうに働いている方がいるからこそ社会が動いていることがわかりますね。

今のお仕事をなぜ辞めたいのかによって、ぜんぜん別の仕事を探したほうが良い場合と、同系統の慣れたお仕事を探したほうが良い場合があります。

追い詰められてひとりで起業してしまう方もいらっしゃいますが、まずは自分が長く続けられそうなお仕事で内定をもらえるのが最優先ですね。

退職前に転職するメリット・デメリット

転職活動は退職する前、退職する後、どちらの方がいいのでしょうか?どちらにも、メリット・デメリットはありますが、まだ考えていない方は、この機会に少し考えてみましょう。

税金や年金の手続きなどを考えれば、退職前に次のお仕事先を決めておくのがオススメです。

ただ、退職前に次の転職先を探す場合は、転職したいと思っていることまわりにバレないようにしましょう。辞めるという噂が広まってしまうと心象が悪くなり、通常の業務にも差し支える場合があるので充分注意しましょう。

就職活動中の退職理由などを語る時に、今お勤めの会社の不満・悪口などは避けるようにしましょう。

「気に入らないことがあれば辞めてしまう奴だ」
「不満がありとすぐに周りに言いたがる奴だ」

と思われてしまう可能性があります。
(※退職の理由については、当サイトでまとめていますので、色々参考にして下さい
●退職理由は正直に話すべきか?

転職後も新しい職場で責任のある仕事を任せられると判断されるまで、退職した会社の不満などは一切忘れて仕事に打ち込むのが一番いいです。

退職する前に転職活動をすることで一番のデメリットは、転職活動に割く時間が確保しにくいことでした。

ですが、現在ではインターネット・転職サイトの充実により、転職も通勤時間や自宅に帰った後など、手が空いた時間で簡単に転職活動ができるようになりました。

登録者に専用のキャリアコンサルタントが付いて情報調査や申し込みなど、時間がかかることを代わりに作業してくれます。人材派遣の会社も多くなり、転職自体に時間やコストがかかりにくくなってきてはいます。

給与条件はいまいちでも得意分野ややりたい仕事かどうか、仕事内容は未体験でも残業や休日設定・勤務地などが自分にあっているかどうかなど、性格やライフスタイルに合わせて選べるのが良いですね。

三十歳までの若年者に向けた就労サポートなども、全国各地で行われていますから、公的な機関に使用も視野に入れて、賢く使って転職先を見つけましょう。

現在の職場に退職を表明した後も、手元のお仕事や引継ぎなどはしっかり勤め、後を濁さずに羽ばたけるよう努力してください。

 

退職した後に転職するメリット・デメリット

退職した後で就職活動を始める方は、時間に融通が利く反面、税金や年金・失業保険などの手続きにも追われることになります。

また、自己都合での退職の場合、失業保険が出るのは3ヶ月後になるので、貯金の蓄えがないと、生活が厳しくなります。

また、退職前に転職した方よりも、次の職場での心象が良くないことも覚えておきましょう。

なぜなら、「嫌なことがあったら先々のことを考えずに逃げてしまう人」だと思われてしまう可能性もあります。もちろん各会社や人事の方の考え方によって一概にこうだとは言えませんが。

このネガティブなイメージを避けるには、無職の期間中に次のお仕事で使える資格を取ったり何かひとつ売りにできるクオリティのものを作り上げるのがオススメです。


退職しなければ資格が取れなかった、前の会社にいたときにはこれが作れなかった、
そんな理由があったと思ってもらえれば先に退職したこと自体が有利な武器になるでしょう。

資格を取るなら、ハローワーク(職業安定所)や地域の青少年就労サポートなどで行われている無料の職業訓練や講習会などが便利です。失業保険を受ける場合もこうしたセミナー参加自体が就職活動として認められているので一石二鳥ですね。

また気をつけたいのが、一度失業された方は自律神経失調症や燃え尽き症候群など、神経や精神から来る不調におちいりやすいことです。

次の仕事に就いたら治る、と思っていると悪化してしまってせっかく入社できたのに続かないといったことも考えられます。

できるだけ規則正しい生活をして、空いた時間には軽い運動を心がけるなど、体調管理も怠らないようにしておきましょう。

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