今まで退職することを前提とした話でしたが、退職しないことも考えてみたいと思います。
あらゆるお仕事で付きまとうのが、マンネリ感ではないでしょうか。毎日同じ仕事をしていると飽きるのは当たり前ですし、立場や環境の違う他人との距離感を適切に維持するのは難しいものです。
ここでひとつ、考え方を変えてみましょう。
例えば飽きるということは、慣れたということです。同じ作業でも初めてした時と何年も続けている時では感じ方も違います。飽きているのは、業務作業中に考え事をしたり、もっと効率のいいやり方を模索できる余裕が生まれている状態です。
飽き性だから辞めてしまいたい、と考えてしまうともう辞めることしか考えられなくなってしまいますよね。なので仕事でなく、プライベートのほうの生活に新しい要素を取り入れることで、飽きを感じている暇もなくなりますよ。
昇給に関わる資格を取るために勉強を始めたり、仕事に支障がない程度の趣味を開拓したりと、仕事から帰ってご飯を食べて寝るだけの慣れた生活から脱出できます。
動物好きな方はペットを飼ってみるのも良いかもしれません。
マンガなどでよくある言葉ですが「守るものがある人は強くなれる」というのは本当です。ペットは健康管理などでお金がかかりますから、いつものお仕事にも張り合いが出ます。
飽きた状態を乗り越えて、お仕事が歯磨きや入浴と同じレベルの習慣になれば誰でもずっと長続きできますよ。特に自己評価の低い方や自信が持てない方は、飽きてしまった自分に嫌気が差して衝動的に退職を選びがちですが、飽きるほど慣れられた自分を認めてねぎらってあげて下さい。
新しい刺激のない生活は苦痛に感じますから、常にアンテナを張り巡らせて、いろいろなことに興味を持つようにしておくのが、退職せずにお仕事を長く続ける秘訣です。
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