退職するという選択肢

前回は、退職しない選択の話をしましたが、辞めたほうがいいお仕事も当然あります。

労働時間に対してお給料が少なすぎる場合、これはお仕事でなくボランティアです。慈善活動としてのボランティアは余裕がある方が足りない方に分け与えるもの
限りある時間を削って、少ないお給料のために必死で働くのは健康的ではありません。

また、セクシャルハラスメント(セクハラ)やモラルハラスメント(モラハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)まかり通っている職場なら、早めに辞められるのをオススメします。

人間関係の一環だし、耐えている人もいるんだから我慢しよう、と真面目に考えられる方は、心が折れてしまったとき立ち直れなくなる可能性もあります。

業務上関係のない性別上の差別がセクハラです。女性向け下着メーカーなど性別に深く関わりがある職業は例外になりますが、例えば男性同士・女性同士でも個人の容姿や体型によるからかいなどもセクハラと言えますね。

追い込まれてしまっている方ほど、あの人は差別的な態度ができる育ちをされてきた方なんだな、と我慢される場合もありますが、できれば上司への相談や退職で傷を負う前に避けて下さい。

同じく、過剰に人をけなして有利に立とうとする同僚や上司のモラハラ、上司が権力を振りかざして圧力をかけてくるパワハラなど、人間関係の一言では片付けられない嫌がらせを受けられている方は、早急な対処が必要です。

幼児虐待などにもよくあることですが、理不尽な態度や言葉などによる二次的な暴力は被害者の方が「自分さえ我慢していれば」「自分にも悪いところがあるんじゃないか」と思い込み、加害者によって洗脳されてしまうことがあります。
その状態になると生活に支障が出たり、精神科などのカウンセリングが必要な事態も招きます。

いまの状況を客観的に見られるよう、まず職場と関係ない方に話を聞いてもらったり、退職に向けてハラスメントがあった証拠を集めたり(録音・メモなど)、ハラスメントに詳しい弁護士の方などに相談してみましょう。

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