退職前に考えること

だいたいのお仕事で退職には二通りあります。

ひとつはある日突然「もう無理だ」となって何もかも捨てるつもりで退職届を叩きつけて辞める場合

もうひとつは次の身の振り方をしっかり準備して、あとを濁さず円満に退職する場合です。

 

前者の、ある日いきなり思い立って辞めたいという場合も、退職届が受理されてから二週間は会社に労働者を引き止めておける権利があります。

引継ぎや退社についての事務処理などを進めながら次のお仕事を探すのは大変ですし、更にどうせ辞めるやつだと雑務でこき使われたり、逆に簡単な仕事すら任せてもらえない針のむしろ状態になってしまったりと、衝動的な退職にはリスクがあります。

どうせなら、円満に退社できるよう準備しておきましょう。衝動的に辞めたいと考えてしまったときは、一度深呼吸して心を落ち着けて、今から何ができるかを考えてから行動されるのが正解です。

これからも長くお仕事を続けるつもりでも、いつ何が起こるかはわかりませんから、もし会社が傾いたときに別の会社へ入れるように情報だけでも集めておかれるのがオススメです

社会人としてだけでなく、大人として、あらゆる知識や情報は武器になります。

自社の株価や経営状況をチェックしたり、同業他社の勤務内容や動向を調べてみたりといったダイレクトな情報も大切ですし、人間関係を柔軟に乗り切る心理学や宗教学なども今後の人生でいつか役に立つときが来るかもしれません。

貯蓄もなく、何も知らずに無職になると、そこからどの道に進めばいいのかすらわかりませんから、例えば今すぐ始められる副業について調べてみるのもオススメです。転職がうまくいかなかったときの事を考えて、お金を貯めておくのも大切ですね。

また、いまの会社に長く勤めている方にお話を聞いていただいて、長続きできる秘訣などを教わるのも良いでしょう。

定年まで勤め上げられると社会的な信用や保証がそれだけ高くなります。辞めずにがんばれる方法があればそれに越したことはないですね。

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