化粧品業界にかかわらず、異業種に転職するのはハードルが高いものです。採用する側からすると、「何故業界を変えて転職するのだろう」という疑問が浮かびます。
ですが、もともと希望する業界に入れなかったり、今いる業界に合わないと感じたり、別の業界に興味を感じることはあるものです。ここで新たな業界で活躍するため、履歴書に書くべき納得してもらえる退職理由を考えていきましょう。
退職理由その① 「この業界で働きたいから退職する」
転職市場において異業種への転職というのは、受け入れる方にとっては違和感に近いものを感じます。
また、転職する本人にとっても今までのキャリアをすべて活かしきれないというリスクがあります。扱う商品や業界用語も違ってきますから、慣れるのには時間がかかるでしょう。それでも、「この業界で仕事をしたい為に退職した」という理由と関連付けて、簡素に明確に書けるとよいでしょう。
また、転職先の業界についてもある程度勉強しておくことも必要です。現場的なことはわからなくて当然ですので、本などで勉強してわかるレベルで大丈夫です。
退職理由その② 「新しいことに取り組みたい」
別業種に転職する際に、今いる業界の否定をすることは好ましくありません。化粧品が合っていないとか、業界が合っていないなどのネガティブな理由は避けましょう。あくまで「新しい仕事に取り組みたい」という前向きな姿勢を前面に押し出して、履歴書に書きましょう。
業界を変わって転職したいというのは決して悪いことではありません。20代であれば今までのキャリアを捨ててでも新しい仕事をしたいという熱意を押し出すのもいいと思います。
退職理由その③ 「得意分野をアピール」
業界が変わっても活かせるスキルはあります。
例えば人事、総務の仕事であれば業界が変わってもそれほど仕事内容が変わることはないでしょうし、例えばあなたが営業として仕事をしてきたのであれば売るものは違ってきますが、今まで培ってきた営業スキルは業界が変わっても活かせるはずです。
問屋、卸との商談経験がある、小売企業本部との商談経験がある、小売店舗のラウンドをしていた、などメーカーであれば業界は違っても共通項目はあるので、そこを探して経験値を売り込みましょう。
「業界が変わるのでこれができない」ではなく、「業界が変わってもこれは活かせると思う」という意気込みが大事です。
まとめ:化粧品業界から異業界に転職するためにクリアすべき3つのポイント
- 「この業界」で働きたい意思を明確に。
- 新しい仕事への熱意を伝える。
- 業界が違っても活かせる部分を探す!
別の業界に転職するとしても、職種が変わらなければ活かせるスキルはあります。転職する業界と化粧品業界での共通項の中で今までの経験値を活かせる部分を探してアピールしましょう。戦力として役立つと思わせられると成功に近づきます。
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