退職したい理由のアンケート結果は…?


リクルート社が実施した退職理由アンケートによれば、やはり人間関係による退職がトップという結果になっています。上司とそりが合わない、いじめられる、部下がいうことを聞かないなど、同じ職場で働いている他人にわずらわされることはままあります。

人間関係をよくしていく上でもっとも重要なのが、相手への興味ではないでしょうか。なぜ相手と全く考え方が違うのか、なぜ上司はこう言ったのかなど、相手を理解することで潤滑な人間関係のきっかけがつかめる場合もあります。

まれに、権力を振りかざしたいだけで上司面・先輩面をする不届きな方もいますが、その場合は更に上の方に「相談」してみるのが一番です。社会人の基本「報・連・相(報告・連絡・相談)」の一環ですし、上司が部下の状態を把握していないと仕事ができません。我慢せずに少しだけお時間をいただいてください。

次に多かったのが社風や地域の風土など、空気が合わないという理由です。こちらは入社前にある程度調べられるので、リサーチ不足の方やほかの地域から引越ししてきた方などに多いのではないでしょうか。

勤務時間が終わってもウエットな付き合いが必要だったり、逆に方言などが違う方をよそ者扱いするといった会社は残念ながら結構多いようです。まずは郷に入りては郷に従えという言葉もあるとおり、その地域のものさしに合わせて、少し人間観察をしてみましょう。

給与面やサービス残業などの仕事内容も退社理由として、入社時の説明と大きくかけ離れているような場合で多いようです。こちらは労働基準監督署への相談で改善されない場合に退職されるのが良いのではないでしょうか。

少しずつでも行動を起こしてみて、改善の兆しがなかった場合は退職もやむを得ないと思います。何もせず、何も言わずに急に辞めてしまうより自分も納得しやすいので、できることをできるだけやってから最後の手段として退職を選択されるのがベストです。

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