こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
・転職のために業界調査をする方法をいくつか紹介
・業界調査を手っ取り早く、しかも詳しく調べる方法【結論】
①求人情報の内容は正しい?
まず、1つ覚えて欲しいことがあります。それは“求人情報は事実である”ということです。故にハローワークに出されている求人情報には“事実”がたくさん盛り込まれています。
しかしながら、書かれていることは事実であっても、“悪い情報をあえて、さらけ出す必要はない”ということがありがちです。つまりは、求職者が集まってもらいたいために、良い情報をより良く見せる分は良いのですが、悪い部分を隠している求人案件も中にはあります。全てのすべての会社が、故意にそうやっているとは言いませんが、無意識でやっている会社も多いので、注意するに越したことはありません。
故に、ある程度の情報収集は必要になってきます。その企業の実態や業界動向、何を扱っており、どのようなことをしているなど、把握することが大切です。では、どうやって企業や業界の情報収集をするのでしょうか?次は、実際の情報収集の仕方について、書かせて頂きます。
②業界動向
まずは業界動向を調査しましょう。業界動向を調査するには、最も簡単に集める方法は、新聞で調べてみることです。とは言いましても、過去の新聞を集めて、探すのも大変ですので、こういった場合は図書館に行って、興味を持った業界のキーワードで検索するのが、とても簡単です。
実際に業界を調べてみることで、巷で流れている風評との差をある程度見ることが出来ます。巷で儲かっていると言われている業界も調べてみると、実際には、あまり儲かっていないことがわかったり、また、その逆もあります。ある程度、業界の調査を行ってみると、就職する際の参考になります。
効率という点で言えば、なるべく大きな図書館で新聞情報の収集をするのが良いのですが、行く時間がない方は、ネットでの新聞データラボやニュースサイトで探すという手もありです。
③企業調査
次に行うことは企業調査です。その企業に転職しようと考えた場合、対象企業だけではなくて他の企業も、比較するために企業調査をするとなおさら良いです。
企業の調査を充分にしなくても、採用されることがありますが、その場合には自分がイメージしていた会社と違う、と言うことになりかねません。そうならないために企業調査をして納得できたところで、転職活動を実施するということが大切なのです。
実際に、自分がイメージしていた事と違うことで転職後、直ちに退職してしまう場合が、案外多かったりします。その場合は次の転職活動に大変不利な条件となってしまいます(多くが自己都合退職のため)。企業側からしてみれば、転職ばかりしている人は就職期間が短く、「せっかく雇っても長く続かないだろう」と思われて、採用されないパターンも良くあります。
この就職期間が短いと言うことを大変、重視される企業様もありますので、そのような事態にならないように、企業調査を実施し、業務内容なども調べてみましょう。
④企業調査「実践編」
企業調査として出来ることは、一番手っ取り早い方法は求人企業のWEBサイトをチェックしてみましょう。近頃の企業のほとんどは、WEBサイトを作っているので、探せば見つかることが多いです。
WEBサイトは企業の顔ともいえるので、今後の事業展開や、力を入れていること、企業の売り上げや業績推移なども確認できる企業もあります。また企業のWEBサイトの充実振りで企業の実情が見えてくることもあります。
企業によっては、パンフレットや製品紹介のカタログもダウンロードできる企業もありますので、そういったカタログを見てみるのも企業情報を集めるためには良いでしょう。
あとは検索エンジンを使って企業名や商品名などで情報を検索してみることもおススメいたします。多くの検索結果が表示されるかと思います。検索結果内のさまざまな掲示板サイトなどで、その企業の評価やイメージなどが書き込まれております。ただ掲示板サイトなどの情報は、全てが全てが正しいわけではありませんので、参考程度に考えておくとよいかと思います。
また、株式を公開している企業でしたら、「会社四季報」や「就職四季報」もしくは「日経会社情報」などに企業の特徴、従業員数、中には平均年齢、平均年収、残業手当情報などを書いている企業もあります。他には財務状況、株価指数、採用枠、業績の推移など、企業の成績表ともいえる情報が事細かく記載されておりますので、こちらを活用するというのも手です。
とはいえ、個人で情報収集するには限界があります。ですので、今度はそれを補うために、“協力者”を作ってみましょう。
⑤【結論】人材紹介会社からの情報収集【遠回りのようで1番早い】
「情報を調べるのにわざわざ、人材紹介会社を利用するの……めんどくさい」と思うかもしれませんが、これが1番早く、質の高い情報が得られます。
なぜなら人材紹介会社(もしくは転職エージェント)のキャリアコンサルタントと呼ばれる方は、求人企業を訪問し、求人内容をヒアリングしています。つまりは、求人企業の情報や人事の方の声を“生”で聞いている人なのです。このキャリアコンサルタントから情報を得られるというメリットは大きいです。
何事も餅は餅屋…その道のプロに聞くのがベストで、求人内容、会社の特徴、売上推移、人員構成、給与水準、待遇など。いろいろな企業情報を知ることが出来ます。
ハローワークでも情報調査はできますが、求人票という限られたスペース、情報だけでは、判断が付かないことがあります。
一方、人材紹介会社のキャリアコンサルタントは、求人票には掲載されていないような情報も知っている場合も多い(いわゆる非公開求人)ので、一度、人材紹介会社のキャリアコンサルタントに話を聞いてみることが転職活動を優位に進めるコツになります。
また、企業情報だけでなく、業界動向についてもキャリアコンサルタントは詳しいので、聞いておくと良いです。さらに、転職サポートで様々なこと(面接の練習や面接日の調整、職務経歴書のアドバイス等)をしてくれるので、ぜひ積極的に活用してみましょう。
⑥人材紹介会社の選び方
人材会社・転職エージェントの選び方ですが、ここが案外、重要になってきます。よくわからない適当な会社を選んでしまっては、求人が少ない・ブラック企業を紹介されるなど大変な目に会うことも…。転職が初めての方であれば、まずは大手から登録しましょう。
マイナビエージェント
業界職種に精通したキャリアコンサルタントからの転職活動アドバイスや転職ノウハウなどの情報提供を受けられるマイナビエージェント。大手なので情報量・質ともに申し分なく、業界のプロがあなたに合った退職理由を考えてくれるので、書類・面接通過率が高い!
また営業職やIT業界への転職に強い。初めての転職や第2新卒ならまずはココ。
オススメの人
- 履歴書の退職理由や面接対策で悩んでいる方
- 転職したい業界の情報が欲しい方
- 転職活動が初めてで、サポートがほしい方
パソナキャリア
マイナビエージェントに比べると知名度は低いものの、実は転職業界大手のパソナキャリア。業種に専門特化しているキャリアアドバイザーが担当してくれるため、専門のスキルを活かして仕事したい人は、ぜひ相談をオススメ!
給料も高めの求人が多いので、管理職をしたことがある人にも向いている。転職サポートで、無料転職カウンセリング→スキルやアピールポイントの明確が行われ、あなたに合った求人を探してくれる。あと「転職必勝ガイド」がプレゼントされるので、ちょっと嬉しい。
オススメの人
- 自分のキャリアで転職出来る仕事を知りたい方。
- 専門的なスキルを活かしたい転職がしたい方。
- 選考対策サポートで転職成功率を上げたい方。
パソナキャリア公式HP
dodaエージェントサービス
dodaエージェントは前身の会社から60年も人材紹介サービスをしている業界でも老舗のサービス。なので求人企業とのパイプは太く、様々な業界・業種の案件がある。もちろん非公開求人も80-90%と比率は高い。
サービス利用者へのサポートも厚く、キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2名体制で行われる。キャリア担当者は希望の業界に詳しい人がなり、選考日程の調整や企業情報は採用プロジェクト担当が教えてくれます。業界について知りたいこと・不安があれば質問して活用していきましょう!
オススメの人
- どの業界・職種にも対応できる幅広さを求める方。
- 転職の日程やスケジュールに不安がある方。
- 大きの求人を紹介してほしい方。
dodaエージェントサービス公式HP
また、上の大手以外にも、行きたい業界・職種が決まっているなら、中小業界特化型のエージェントに登録するのもオススメ。求人数は大手より減っていましますが、その分深く・強くそれぞれの業界と繋がっているので、大手が掘り起こせない求人案件を持っていることが多々あります。例えば、それぞれの魚介に強い特化型エージェントは次のようになります。
業界 | 特化型エージェント |
---|---|
製造 | メイテックネクスト |
IT・Web | ワークポート |
外資コンサル | ムービン |
アパレル | クリーデンス |
第2新卒 | ハタラクティブ |
女性 | ウーマンウィル |
管理職エグゼクティブ | ビズリーチ |
業界の情報収集するのに、登録だのカウンセリングだの面倒と思うかもしれませんが、あなたが納得する転職を望むなら、ぜひ利用するべきです。転職は何度もしてしまうと、企業から「すぐ辞める人」のレッテルが貼られて、段々しにくくなってしまうので、本気を出して転職と向かい合うため、転職サービスでキャリアコンサルタントとしっかり話し合うことをしましょう!
転職エージェントの選び方は、この記事でも解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
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