①あなたは転職活動を【挫折】するだろうか?
特に現職の仕事を抱えたままで、転職活動を行う方は良く注意して頂きたいことです。現職に勤めながら、毎日の仕事をこなし、なおかつ転職活動。
心身ともにもエネルギーは枯渇しがちです。故に、転職目的を明確にすることにより、転職活動へのエネルギーとなります。
転職活動自身を辞められる方も多いものです。転職活動に挫折される方というのは、転職活動そのものに煩わしさや難しさを感じている場合が多いです。転職活動を成功させるためには、心理学的にも、人が行動を起こす理由(得たい結果)が必要になってきます。
まして、今より素晴らしい環境・結果を手に入れるキャリアアップや、違うことにチャレンジするキャリアチェンジなら、乗り越えなければならない、障害も多くなります。
また転職目的は求人に応募する際の履歴書や職務経歴書に記載する際の材料になりますので、明確に書き出しておく必要があります。
では、転職目的を明確に抜き出すためにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか?
②初めに業種・職種を決定する。
とりあえず転職をするという目的では、先程も述べたように、途中で挫折してしまうことがあります。まずは、どういった仕事がしたいかを明確に決定しておきましょう。
業種や職種を決めるには、基本的には、以下の6つのポイントがあります。
- 自分が好きである、やってみたい業種・職種
- 今までの職歴・学歴に関係のある業種・職種
- 今、勢いのある業種・職種
- 昔から安定・成長している業種・職種
- これから伸びていきそうな業種・職種
- 一般的に人気がある業界、かっこいい業種・職種
この6つの内、どれを重要視するかは人それぞれですが、大切なことは、このようなことを踏まえて、業種・職種を選んでいくということです。
もちろん、この6つ全てが当てはまる仕事は存在しないに等しいですので、どういった基準をもって転職先の業種・職種を探していくかが大切になります。
③ブレインダンプで不満を書き出そう!(えっ?目標探しなのに不満?)
方法としては、自分の頭の中にあることを思いつくかぎり紙に書き出したあと、それら整理し、目標を見出していきましょう。
このような方法はブレインダンプと言います。
このやり方を上手く使うことにより、転職したい理由を再確認することが出来ます。
まずは、すぐに思いつきやすい不満から書いてみましょう。ここで大切なのは、深く考えすぎないことです。「この考えはネガティブ過ぎるのではないか?」など、深く考えずに、まずは書いてみましょう。書くものは、白紙の紙でも、パソコンのテキストファイル・ワードでも何でも構いません。出来る限り書いてみましょう。
例えばですが、書き出した方で、このような実例の記載があります。
転職・退職のきっかけとなった理由の実例集
会社の業績低下もあったが、6年間で給料のUPもほとんどない。
仕事は年々できるようになっているはずなのに、1年間働いて、月収が数千円上がるだけだと物足りない。ボーナスの低下と増税で結局手取りは6年間横ばい。学歴が低く出世が望めない自分はずっと、昇給が望めない。
特に学歴が大きく左右され、出世に時間がかかってしまう私の場合、より大きな権限を得るために年月がかかる。
35年間勤務をして、良くて担当部長、普通にがんばっても課長止まりになるということを上司から聞かされた。いやになった。
年功序列の人事制度により、上司の顔色を見ながら仕事をする風土が根付いているように感じられ、上司に対して、反対意見を述べ、議論することに非常に抵抗を感じる。
現職のプロジェクトは大規模なプロジェクトばかりで、その中の一部の役割を担うことが多く、プロジェクト全体が見渡しにくい。
自分が何の役に立っているのかが実感しづらい。
現職では、いかにプロジェクトに対して寄与したのかという点よりも、いかに長い時間働いたのかを評価される風潮にあり、早く帰ることに嫌悪感がある。
こういったような不満を書きだすことを、まずはやっていきます。
④【発想の転換】をしたら不満が目標になった!
ブレインダンプで出た不満を、あとは逆転させ、解決させた姿を思い描くことにより、現状の再確認が出来ます。
先程上げた例を元に、いくつか実例を紹介します。
不満→目標・転職理由となった実例集
会社の業績低下もあったが、6年間で給料のUPもほとんどない。
仕事は年々できるようになっているはずなのに、1年間働いて、月収が数千円上がるだけだと物足りない。
ボーナスの低下と増税で結局手取りは6年間横ばい。学歴が低く出世が望めない自分はずっと、昇給が望めない。
↓
実力次第でどんどん給料が上がる職場。
実力さえあれば、大きな権限を任せてくれる会社に入社したい。結果を残せば、それに応じた給与を頂き、そういった給与制度の会社に行きたい。
年功序列の人事制度により、上司の顔色を見ながら仕事をする風土が根付いているように感じられ、上司に対して、反対意見を述べ、議論することに非常に抵抗を感じる。
↓
仕事を進めるために上司だろうと、先輩でも、ズバッと自分の意見を言える職場。
上司、経営者への風通しが良い会社に入社したい。顧客や仕事のために、自分自身の意見をしっかり言え、必要な時には議論ができる職場が良い。
現職では、いかにプロジェクトに対して寄与したのかという点よりも、強調文いかに長い時間働いたのかを評価される風潮にあり、早く帰ることに嫌悪感がある。
↓
顧客重視のサービス提供と会社方針。
自分の役割がお客様にとって、どのようなメリットを与えているのかより実感できる仕事をしたい。
お客様にメリットを明確に言えて、堂々とサービスを提供できる仕事をしたい。
というようなことが言えると思います。ここまでのステップにより、現状の再確認が出来ます。
ここまで出来たら、次に会社選び・求人案件の見方に注目していきましょう。
コメント