失業保険の相場

転職先を探すまでの間、お世話になるのが失業保険(雇用保険)です。

この雇用保険は一日あたりいくらになるかという計算で支給額が変わりますから、例えば29日までしかない2月と31日まである3月では支給額が二日分違うという計算になります。

一日あたりの支給額は、今まで働いてきたお仕事6か月分のお給料を180日で割ったものになります。ただし上限額があり、30歳までは6395円、30から44歳までは7100円など、受給者の年齢によって増減します。

例えばもうすぐ誕生日の方の場合、精神的・肉体的に無理がないようなら区切りの満年齢を超えるまでお仕事を続けられたほうが得かもしれませんね。

雇用保険の支給日数は90日から、最長360日に定められています。この支給日数の違いは、雇用保険加入期間と退職理由によって振り分けられています。

健常者で自己都合退職された場合は、雇用保険加入期間が1年未満から10年未満なら90日、10年以上から120日、20年以上になると150日支給されます。

会社都合退社の方の場合はここからまた年齢によって振り分けられるので、詳しくは各都道府県のハローワーク(職業安定所)の案内を見てみましょう。

因みに障碍者の方など、就業が困難だと認められた場合には45歳未満で300日、45歳以上で360日支給されます。基本的に雇用保険は「次のお仕事が見つかるまでの生活を支援するもの」ですから、仕事が見つかりにくい方は長めに設定されています。

例えば今のお仕事で精神的に参っていて、精神科・心療内科への通院歴がある方は医師からの意見書・診断書をもらうことで給付日数を延長する手続きができます。

急いで次のお仕事を見つけなければいけない、となるとストレスが溜まりますから、ご自分のペースで進めるタイミングを作っていくためにも雇用保険給付日数をできるだけ延ばせるよう動いてみてはいかがでしょうか。

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